都忘れ
こんにちは、ツナです。
時間的には、こんばんは、の方が正しいでしょうか。
百敷や 古き軒端の しのぶにも
なほあまりある 昔なりけり
この和歌を知っている方も多いことでしょう。ご想像の通り、作者は順徳天皇です。
順徳天皇は承久の乱の責を負い、佐渡へ流されました。優美な京に住まう天皇ですから、寂れた離島の生活はさぞ堪えたことでしょう。
そんな時、彼の心を癒した花があります。
それが、このミヤマヨメナです。特に栽培品種として知られている名前が、『ミヤコワスレ』。
都を離れた彼が、その恋しさを忘れるために愛でたそうです。
私はたまたまこの花の名前をとある小説で読み、心うたれて和歌を詠…ブログを書いている次第です。
私も何度か失恋の経験なぞありますが、自然のものはなにか心を落ち着かせる不思議があります。
夏が終わり、ひぐらしの声も少しずつ遠のいてきました。
皆様、どのようにお過ごしですか。